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平和学園理事長職を振り返って

2019/10/18
平和学園前理事長・平和学園小学校同窓会前会長 山口洋一郎(1959卒) 2019年3月に12年間の学校法人平和学園の理事長職を退任いたしました。 在任中は、同窓会の皆様には多大なるご支援ご助力をいただき、厚く感謝いたします。 私は、平和学園小学校を昭和34年に卒業しました。 学校法人平和学園に関係するようになったのは、約25年前に、平和学園小学校同窓会長となって5年程過ぎたころ、同窓会長という立場で理事の末席に並ばせていただいたのが始まりです。 はじめは、全く違う世界でしたので戸惑うばかりでした。 しばらくして平和学園創立60周年を迎えることになり、理事会からその実行委員長を仰せつかりました。 今から思うといくつものイベントを前年と60周年の年に企画実行しました。 長らく女子校だった中高が共学のアレセイア湘南となったことを含めて、平和学園・アレセイア湘南があまり地域社会に知れ渡っておらず, 生徒数も漸減傾向にあって、経営的にも赤字の状態でした。 まず、地域の人たちに学園の門をくぐってもらおうと、プレと称して前年に平和学園に関係のある登山家三浦雄一郎さんを、そして60周年には養老孟司さんを招いての講演会(約1200人来場)を開催し、そして年末のパイプオルガンコンサートに同期の沼尻さんをウィーンから招聘したり、今までの学園で行ってきた平和祭等の行事のブラシュアップをしたりと、かなり盛りだくさんの計画をしたのを記憶しています。 傍で支えてくださった夏村理事長が、終わった年に、こう話しかけてこられました。 初代学園長村島先生の「いつかこの学校卒業生が理事長になってくれれば」とのお言葉を実現したいということで私に理事長就任の要請がありました。 1年間悩んだ末に、お引き受けすることにいたしました。 就任当時、学園は前述のように大変な状況でした。同じ年に学園長となられた中山学園長はこの危機を打開すべく「アレセイアクォリティー」という目標を掲げ、先生方のご努力により生徒の生活態度は著しく向上していきました。 その目途が立った後、今度は学業の充実を図って国際英語塾を開設し、現在のグローバル教育へと発展していったのです。 バスケット部の強化も欠かせない施策でした。中山学園長の功績は大なるものがあると考えております。私は、中山先生の施策の後押しをいつもしてまいりました。やっと3,4年前から学園は黒字に転換し、活気ある学校に生まれ変わってきたと思います。 私は理事長になって、一番力を入れたのが地域社会に可愛がられる学校になってほしいということでした。 私が地域社会と深くつながっていたこともありますが、茅ケ崎市唯一の私立学校が地域の方々に応援してもらえるようにならなければ存立は危ういと思いました。 理事長就任後、後輩の倉澤会長に同窓会長をお願いしました。 倉澤会長には晴天の霹靂だったと思いますが、茅ヶ崎市の地域社会で活躍をされておられるその人脈が、学園を更に地域社会に根付かすことになっていると思います。 同窓会活動の安定した運営と、同窓会の連合体である校友会が主体になってのジャズコンサート、パイプオルガンコンサートの実施をはじめ、小学校にとどまらず学園理事として学園のクォリティーを高める為にご尽力いただいております。 私は、学園での生徒礼拝でいつも学園をHOMEと思ってほしいと話してきました。 HOMEはそれぞれが、長い人生の中で心のふるさと、帰るところだという意味です。 平和学園アレセイア湘南で学んだこと、すなわち、勉強だけでなく、「人を思いやる心、人のためにつくすこと、平和を実現すること」を思い出し、立ち返るということ、それがHOMEです。平和学園を誇りとするとはそういうことです。 学園を誇りに思い、地域社会で活躍されている卒業生が、これからの平和学園をしょって立っていってほしいと思います。 教育者はもちろん重要ですが、教育界ではない、一般社会に生きてきた卒業生が理事長職を担うことが、学園の経営と学園長の担う教育をバランスよく発展させるのに必要だと思います。 平和学園同窓会は、同窓生の懇親の場を作ることはもちろん大切なことですが、誇りをもってともに学園の発展のためにご尽力いただくのも大きな活動の柱であると思います。ぜひ、今後とも皆様が学園を支えていただくよう切にお願いする次第です。 感謝とともに。 続きを読む

会報「まつかぜ」発送しました!

2019/09/21

小学校同窓会向け、会報『まつかぜ』約1200部の発送作業を卒業生ボランティアで行いました。
まもななく皆様のお手元に届くかと思います。
もし、届かない場合は、同窓会名簿の登録住所が違っている可能性があります。
小学校卒業生で会報が届かない場合はお手数ですが、会員情報変更届け→よりお知らせ下さい。

 

 

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旧職員と同窓生のつどい

旧職員と同窓生のつどい

2019/07/05

6月29日(土) アレセイア湘南にて旧職員と同窓生のつどいが開催されました。

旧職員の先生方17名と同窓生33名 50名の参加を頂きました。
最初に礼拝をおこない、その後会場を移して懇談会。
みなさま一人づつ近況のご報告を頂きました。

約40年ぶりに来校された卒業生は、学校の変容に驚かれていました。
また、卒業以来の久しぶりの礼拝では、聖書や讃美歌を手に取り、あらためて厳粛な空気を感じる機会となりました。

先生に再会し、昔を思い出しながら先生への感謝があらためて込み上げてくることも。
讃美歌を歌うと、不思議と昔の情景や感情が浮かび上がってきてグッときたり。

子供の頃、育った環境に身を置くと、あらためて学校や先生、同級生への様々な記憶を思い起こす機会となりました。


礼拝の風景


参加者集合写真


懇談会の様子

 

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6月29日(土) 旧職員と同窓生のつどい開催のお知らせ

2019/06/25

旧職員と同窓生のつどいを開催します。
なつかしい先生方にお会いできる機会です。
多数の同窓生のご参加おまちしております。

日時:2019629日()午後1時から3
会場:平和学園アレセイア湘南新館ロビニアホール
※中高校門を入って左側 事務局棟内
会費:2000円(茶菓が出ます)

【出席される先生方】(敬称略)

井本克二・岡村慧子・加地フジ子・金子清子・紙屋昭子・川島則子・北村(高島)君枝・木村功
小松佳子・竹内俊樹・谷川忠男・夏村充・錦織弘・藤本朝巳・三井(中山)嘉子・宮崎扶子
安井祥子・吉川友浩

ご出席希望者、また質問についてはheiwagakuen@gmail.comへご連絡下さい。

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小川稔さん(1967年小学校卒業)

2019/05/22

最初の『同窓生の今を見る』では、茅ヶ崎市美術館と松本市美術館の館長を務めている小川稔さん(1967年小学校卒業)にインテビュー形式でお話を伺いました。
今後も卒業生の皆様に投稿記事として、近況やメッセージを頂いてまいります。

茅ヶ崎市美術館の館長には2008年に就任し11年目になります。6年前からは松本市美術館の館長を兼任しています。美術館長としての主な仕事は、美術作品を集め、展覧会を企画して、展示物をお客様に説明することです。また、茅ヶ崎と松本を行き来する時間の合間を縫って、作品の説明や論評などを執筆する忙しい毎日を過ごしています。

昨年は、小原古邨(おはらこそん・木版画家)の展覧会の企画により、茅ヶ崎市美術館はじまっての以来の多くの来館者があり、全国的に茅ヶ崎市美術館が注目を集めました。小原古邨は国内ではこれまであまり知られていませんでしたが、海外では根強いコレクターがいるそうで、今回の企画により国内にその名が広く知れ渡ることとなりました。

茅ヶ崎市美術館のホールにて

 

平和学園小学校を1967年に卒業し、その後、第一中学校、玉川学園、東京芸術大学へと進学しました。
最初に美術の世界に興味を抱いたのは、小学校4、5年生の頃、当時、講師として美術の授業をされていた安沢鈴子先生との出会いでした。もともと子供心に絵を描くことは好きでしたが、自分が描いた絵を先生が手直しされると、自分の絵が見違えるように素晴らしい絵になるのを見て、その先生の持つ繊細な色彩感覚に驚嘆し、絵画の魅力に引き込まれて行く感覚を覚えました。クラスメイトの遊び仲間が安沢先生の自宅に絵画を習いに通っているのを聞いて一緒に習いに行きました。

その後の高校時代を過ごした玉川学園の自由な校風の中で、好きな絵画に没頭した機会も影響し、さらに美術について深く学びたいと東京芸術大学芸術学科に進学し、以前より興味のあった日本美術史を学びました。
大学を卒業したあとは、興味のある美術関係の仕事には就かずに、父親が経営していた銀座の飲食店でマネージャーとして働き始めました。代々家業が新橋の老舗の飲食店だったこともあり、家業を継ぐつもりで入社しましたが、残念ながら15年程で店を閉めることになりました。

ちょうどそのころ平和学園の同窓生からの紹介が縁で結婚をし家内の関係から、出版会社に勤めはじめました。その出版会社では美術品の図録を作成する仕事をしていましたが、3年くらい経ったころ、茅ヶ崎市美術館の館長をしていた大学時代の先輩から「館長を引き継いでもらえないか。」との声がかかりました。美術の世界から足が遠のいており不安がありましたが、「茅ヶ崎では史学に精通したのはお前しかいない。」との言に背を押されたのが、現職との縁でした。

長年、平和学園の同窓生とは疎遠にしていましたが、茅ヶ崎市美術館に勤めてから多くの同窓生と再会し、当時の友人も各分野で活躍していて、その縁は現在の仕事に大きく役立っています。

平和学園小学校では、心豊かな子供を育てるため、英語教育、美術や音楽などの情操教育、そして聖書を通した倫理教育に力をいれていたので、海外や各界で活躍する友人を見て平和学園の自由な校風と教育の影響を感じています。

追伸 安沢鈴子先生との連絡がその後途絶えており、もし消息をご存知の方がいらっしゃいましたら事務局までお知らせください。

茅ヶ崎美術館は平和学園の卒業生である山口洋一郎さんによる設計デザイン

 

《お話を伺って》
子供の頃は特に志も無く、塾に通うこともなく、毎日友人と遊び回る日々。人生で唯一もらった賞は大塚秀雄小学校校長から授与された小学校生活6年間の皆勤賞と中学校3年間の皆勤賞で、成り行きの人生を送って今があると謙遜をしていましたが、平和学園での先生との出会い、芸大への進学と美術に関する造詣の深い学び、父親の会社でマネージャーとして修業した経験や、さまざまな縁が今の仕事つながっていると感じました。

今後も、小川さんが益々活躍し、茅ヶ崎の文化的発展にさらに寄与されていくことを応援しています。

 

 

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THE 10TH JAZZ LIVE CONCERT SHONAN 2019

2019/03/22


2019年5月28日(土)、平和学園賀河村島記念講堂にて”THE 10TH JAZZ LIVE CONCERT SHONAN 2019″を開催します。

【出演】

  • 秋満義孝 ピアノ
  • 五十嵐明要 アルトサックス
  • 二井田ひとみ トランペット
  • ジャンボ小野 ベース
  • 八木秀樹 ドラム
  • 野村佳乃子 ヴォーカル

【演目】

  • 明るい表通りで
  • メモリーズオブユー
  • いつか聴いた歌
  • 鈴懸の道
  • 浜辺の歌
  • Amaging Grace etc…
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