我が青春に目覚めた日々 千葉武(中1950・高1953)
1947(昭和22)年、平和学園中学校に入学し、初めて戦後の平和の時代を歩き始めた。もちろん駅からのバスなどなく、各自自転車通学をしていた。家から3分走ると田んぼが見え始め、続いて畑となり、途中の富永家やら、大石家の前を走り、やがて平和学園の裏門に着いた。
学校では授業より、何よりも昼のお弁当の時間が待ち遠しかった。数人で自転車に乗って海岸に走り、そこでお弁当を食べる楽しさは、今でも頭の奥に残っている。
最初は30名近くいたクラスメートも、時間が経つにつれ段々他校に転出していった。最終的に高校で残ったのは22名と思われる。この集団の絆が、高校を卒業しても「極光会」という名のもとに、以後50数年も続くのであった。それほど、男女を問わず、相互のつながりは密なものであった。当然、お互いの家庭に入り込み、ご両親はもちろん祖父祖母などとも楽しい時を過ごした仲間であった。
また、当時の小机の村島先生のお宅には、毎年お正月にはご挨拶に伺ったことを思い出すが、この行事は大学に入学後も数人連れだってご挨拶に伺うほど、村島先生及びご家族とは親密な交際を頂いた。
キリスト教教育は幼稚園時代から身に付いていたので、平和学園入学の際にも特に違和感はなく、なんとその幼稚園の園長さんであられた大橋牧師に平和学園で巡り合う奇跡にも恵まれた。
このように、我が青春は平和学園からの授かりものである。 感謝!!
村島校長との思いで